転校生は双子くん



ついに私達の番になり、カーテンの中の個室に入る。



そこには1つの机を挟んで、占い師の人と、目の前に2つの椅子が用意してあった。


ムラサキ色の衣装を着た占い師が、「どうぞ、おかけください」と勧めてくれたので、私たちは椅子に座った。



「では、どちらから見ますか?」


「ハイ!私です!」



すると、占い師の人が私を凝視したまま、動かなくなった。



ジッと見られるのって落ち着かないな…。


私のオーラってどんな風に見えるんだろ?



暫くして、占い師の人がフーと息を吐きだした。



「あなたは、本当に様々な色のオーラをお持ちのようですね。

自由奔放、人の意見に耳をかさず、わが道を行くタイプ

気分がコロコロと変わり、物事をすぐに忘れてしまう…

周囲の人を巻き込んでしまう程の、強い渦を巻いたオーラが見えます」




それって…


よくない事ばかりじゃん!

本当に当たってんのかなー?



隣にいるクリリンがプッと吹き出し「当たってんじゃん」と言った。



「じゃあ、私は何色のオーラなんですか?」


思い切って聞くと「常に色が変わっているので、マーブル色です」とよく分からない答えが返ってきた。