図書室に着いた。


図書室は一階の端にある。


ドアは、 


いらっしゃい。


と、言ってくれてるかのように開けてあった。。



図書の先生が、デスクに座り何やら忙しそうにしている。


「先生…図書室使っていいって聞きました。
ありがとうございます」


「おっ!来たか!自由席だな。笑」

先生は、口下手だけど


そこが面白い。


私は、いつも図書の時間になれば
必ず一番に図書室に行く。


それは、好きな席があるから。


数人座れるけれど、私が座れば

誰も座る事はない。


おかげで、窓際を独占できる。


私の特等席。


そこからは、中庭が見えて、


花壇や、バスケのゴールもあったり、


小さな池もある。


季節にはそれぞれの花を咲かせて。


綺麗。


今日は、図書室に誰もいない。


教室が全て特等席だぁぁ〜。



私は、好きな本をわくわくしながら選んで


窓際の席に戻り静かに本を開け


物語を想像しながら読み始めた。