―――天宮です。さっきは、ありがとう。
今日の花火大会なのですが。
ごめんなさい。凪紗さんと行く事になりました。ほんとにごめんなさい!
凪紗さん、お友達になってくれるみたいです。―――


LINEを送った。



ゆうきくんと過ごして見たかったけど・・・考えたら、凪紗さんがゆう通りだと思うから・・・。


―――ピリリン―――


LINEが届いた音。
見てみると・・・ゆうきくんだ。


―――お疲れ様!
凪紗と?友達に?―――



―――うん。
ゆうきくんに似ていて 素直な方だよね。可愛いし、仲良くなれたら嬉しいから―――


すぐ既読がついて


―――何時に何処で待ち合わせるの?―――


―――20時にゆうきくんと同じ公園―――


―――そうなんだ。
じゃ、公園でとりあえずは、雫久ちゃんと、会えるんだね―――


・・・?って、ゆうきくんは、
また、意味深な言葉を・・・。
何を期待しているんだろ・・・私は。



―――ほんとにごめんね。じゃ。―――



・・・既読が付かない。
怒ってないかな?約束を先にしたのに・・・。



気になりながから、足早に家にと向かい。
浴衣に着替えて花火大会の準備をした。


―――・・・ゆうきくんが、待ち合わせ場所にいるんだよね・・・。
浴衣、笑われちゃう?かな?・・・


私は、凪紗さんと待ち合わせなのに
心は、ゆうきくんに向いていた。