Tear Flowers〜それぞれの正義〜

『相棒のくせに何で守れなかったわけ?』

『ジョンさん、いい人だったのに……』

そんな声がずっと聞こえ、ジョンさんもいなくて、もう限界だった。俺は辞表を出し、引きこもって仕事ができる画家になることを選んだ。幸い、絵を描くのは得意だったから街の片隅で生きていけた。

でも、ふとした時にジョンさんのことを思い出す。あの日からどれだけの時間が経っても……。

ジョンさんのことを思い出すと、悲しくなって、勝手に涙が出てしまう。ただ胸が苦しくて、一人で抱えなくてはならないことに怯えている。

俺は臆病者だ。だから、一人の人間すら守れなかったんだ。本当、情けない。



フリージアが捜査会議中に泣き出してから、二週間ほどが経った。フィオナたちはそれぞれの力を駆使して捜査に当たっている。

レイモンドがカウンセリングを行い、休息が必要だと判断されたため、フリージアのいない捜査が続いていた。

「まあ、アジトの場所は特定できましたし、あとは突入するだけですね!」