リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

途端に怖くなった。

ココが離れていくんじゃないかって、きゅうっとお腹の底から血の気が引いた。


「優凛……」

「……」

「私、いつも優凛に助けてもらってた。でも、その恩を全然返せてない。
ねえ、今からでも遅くないかな?」


でも、ココの優しい顔に取り越し苦労だって分かった。


「優凛と一緒にいたい。優凛の力になりたい。
これからも、そばにいていいかな?」


ふわり、天使みたいに笑うココはいつだって綺麗なんだ。

どこまでも澄んでいて透明で、(よど)みがない。


「……ココ」


高校生になって初めて、親友だと胸を張って言える人ができた。

それがココだった。

一緒にいる時間が何よりも楽しくて、常に“私”を見てくれる。

心の底から信頼できる人。


「うわぁん!当たり前じゃんココー!でもダメだよそんな感動すること言ったら……」


だからひとりでに涙が零れる。

感情を取り戻したからか、私は泣き虫になってしまったみたいだ。