リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「龍生!来てたの!?」


呼ぶと、彼はナイススマイルをお披露目。

涙をにじませての笑顔も素敵だ。


「おう、久しぶりやな優凛。けど、俺に構うより、あの人と話してやってな」


龍生は達綺の肩に寄りかかったまま、親指を突き立て右方向を指す。


「あの人……?」


指された方向をたどると、那智が腕を組んで立っていた。

すると那智は組まれていた手を解き、龍生と同じく親指で自分の後ろを指す。

回りくどいな、と思いながら身を乗り出すと、小さな影が。


「ココ!!?」


ふわふわの髪に真っ白なもち肌。

キュートな心菜ちゃんが頭を覗かせた。

しかも那智の後ろから――ってことは、那智と一緒にここまで来たってこと!?

ねえ、それは付き合ってるって言わないの!?

なんでもないのに仲が良すぎだってお2人さん!


「久しぶり、優凛」

「ココ!すごい久しぶり。あのね、えっと……」


高ぶった感情を押さえながら、那智の後ろから出てきたココと対面。

けれど言葉がまとまらなくて、まごついていると――


「……聞いた。全部聞いたよ優凛」

「……え?」


ココは色んな感情が入り交じった顔をした。