リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

『連れて来たよ』


どこかの空き倉庫。

コンクリートで固められた床に投げ出されて、私は膝を擦りむいた。

痛くて、とても怖かった。


『こいつ?こいつを殴ればいいのか?』

『うん、好きにして。お金は後で渡すから』

『へっ、かわいそうに。工藤財閥のお嬢さんに目えつけられるなんてな』

『うるさい、私の言う事聞かないのが悪いんだから。早くしてよ』


そのには5人の男がいて、私を見るなり皮肉っぽく笑って囲んできた。

みんな目が笑ってなくて、恐ろしかった。