リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-



ビルを出て、さんさんと輝く太陽のもとへ。

今日は私の心同様晴れ晴れとして、気分も爽快。

なんか1曲作れそうだな、なんて鼻歌混じりに雑踏に紛れていると、どこからか伝わる振動。

ポケットに入れていたケータイが震え出したのだ。

やけに長く、どこか不安を漂わせて。


「お父、さん?」


取り出して画面に写った表示には、遠くにいるはずのお父さんの名前。

すぐに通話を開始させた私に届いた第一声。

鈍器で殴られたような衝撃が襲う。






「達綺が…倒れた……?」