リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「あれ……ケーキ用意してたのか。まあいいや」

「ん?」

「誕生日おめでとう優凛。これ、俺からな」


龍ちゃんはケーキが置いてあるテーブルに白い紙袋を置いた。

中を覗いてみると、ケーキの箱が。


「ありがとう龍ちゃん!いつもお世話になります!」

「ハハッ、優凛は笑顔が一番だな」

「えへへ~」


褒めてくれる龍ちゃんにデレデレしてたら、龍ちゃんは辺りをきょろきょろ。


「ところで、達綺どこだ?」

「達綺?そういや、あれ……?」

「何?龍兄(りゅうにい)


さっきまでいたのに、と見渡すと、ソファの上でなんだか疲れた様子の達綺がいた。

あれ、どうして左足をさすってるの?

真っ暗のせいでぶつけたのかもしれないけど、達綺が顔を歪めるほどひどい衝突したのかな?

なんせ弟は、流血しても平気な顔してるくらいだからね。

ほら、バスケって格闘技みたいに過激なとこあるから。