リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

昼間でもきっちりカーテンを閉めてるこの部屋は、外界の光を遮断しているらしい。

それでも、心はいつまでも明るいんだ。


「ハッピーバースデー!」


誰かが真っ暗闇の中叫ぶ。


「おい、誰か電気つけろー」

「暗くて見えねー!」


嬉しく思いながらひとり笑っていると、なんだか辺りがガヤガヤしだす。その時、太陽の光が暗闇に差し込む。


「優凛!誕生日おめでとう……ってなんだ?真っ暗じゃねえか!」


そこには、大きな影が。

片手には何かを下げ、開け放した扉の前で仁王立ちしている誰か。


「もしかして龍ちゃん!?」


間違いない。こんな大きな知り合いは1人しかいない。

頼れる相談役の龍ちゃんだ!


「なーにやってんだお前ら。さっさと電気つけろよ」


パチ、パチと蛍光灯の電気を灯し、明るくなるロビー。

スイッチは扉の横にあったらしい。