リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「思いのほか盛り上がったな。すげえじゃんお前」

「いやー、良かったね。さすが歌姫」

「あ、ありがとうございます!」


文化祭終了後、中庭ステージの片付けを手伝っていると、わらわらと私を囲うヤンキー集団。


「優凛カッコよかったよ!!」

「ココ~ありがとう!」


さらにココも駆け寄ってきて褒めてくれた。


「お疲れ」

「睦斗、私頑張ったよ!」

「ああ、カッコよかった」


おつかれ、と言ってくれた睦斗にミネラルウォーターをもらった。

私はそれを持ち、囲まれてる状態で一礼。


「疲れたろ、手伝う」

「あ、ありがとう那智」


でも、この人たちのおかげで企画が上がったわけだし、今日こうして清々しい気持ちでいられるわけだ。

仲間っていいね。

改めて素晴らしいものだって感じる。

そんな時だった。




「あ、ユーリちゃんだ」