リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「ちょっと、さっきの男の子どこ!?」

「イケメンだったのに!絶対捕まえるんだから!」


達綺が雷神達の後ろに隠れた後、2人のメイド服を着た生徒とすれ違った。

あれはメイド喫茶のクラスの人かな?

確かそんなのあった気がする。


「……ヤベエ、JK怖え……!」


彼女達がいなくなったのを確認して、達綺は震えながら呟いた。

……よほどひどい目にあったのか?

達綺をここまで怯えさせるなんて大したもんだよ。


「何があったの?」

「姉ちゃん、聞いてよ!マジでがっつき過ぎて怖えって、あの人たち!
いきなり連行されてさ、俺死ぬかと思った!」

「ご、ご愁傷さまです……」


私の肩を強く揺らして、まくし立てる達綺は、さっきのメイド達が去って行った方を見て顔面蒼白だった。

イケメンだから、メイド喫茶に引きずり込まれそうになったってことかな。

お疲れ様ですな。

……てか、ちゃんと来てくれたんだね。

お姉ちゃんは嬉しいよ。