リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-





気を取り直して、待ちに待ったココとのデート!

制服で遊ぶなんて青春だな~。


「優凛、知ってる?駅前にクレープ屋さんがオープンしたんだって!」

「それは行くしかない。突入だ!」


クレープなんて女子っぽいトークしながら駅前をウロウロ。

桜南高校近くのこの駅前。

警察署が近く、意外と治安がいいので、美人なJKが歩いていても絡まれない。

だから早速買ったクレープ片手に、2人で遊んでるわけなんだけど。


「え……」

「ん?」


ココが前を警戒し、深刻な顔して足を止めた。

視線の先に目を向けると、大きな影がひとつ。

逆光のせいで何者かは判別つかないが──敵か!?

私の飛び蹴りの出番か!!?


「姉ちゃん?やっぱり姉ちゃんじゃん」


じりじりと後退して飛び蹴りの準備を始めたら、そいつはよく聞く声の持ち主だった。

しかもこいつ姉ちゃんって呼んだぞ?

生憎だがこんな馬鹿デカイ兄弟は……っていたわ!


「達綺!?」

「え……?弟くん??」


確かに太陽の光に慣れてきて見ると、我が弟そのものだけど、こんなに背が高かったっけ?

さては、また身長伸びたな!