リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

そんな中我らが特攻隊長は。


「…スー…スピー……」


呑気に昼寝なんてしてるが、今は放っておこう。

那智がいない分、活動してくれてしてるのはこの璃輝だ。

文句ひとつ言わず、頭が不在の親衛隊までまとめ上げてる。


「それにしても……睦斗、お前那智に会いにいったんだろ?いつ頃こっちに来るんだ」


その後ろから、鮮麗な銀髪が問いを投げる。

おそらくこの中で一番頭の切れる、颯一だ。


「那智もいろいろあんだよ。責めるような言い方は止めてやれ」

「……俺は雷神のことを思って言ってんだ。親衛隊長が空席の状態じゃ、統率力にも欠ける」


確かに、ごもっともな意見だ。

幹部という絶対的な存在があるからこそ、その下がついてくる。

それが1人でも欠ければ、意味をなさなくなる。


「待ってやってくれ……」

「分かってる。ただ少し、那智が気がかりなだけだ」


だから俺は、あのことを他言しなかった。

それなのにお前は──