リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「俺の女だ。好きにしてもいいだろ?」

「っ……」


予期せぬ発言に絶句した。


「大丈夫、心配すんな。ちゃんと大事にしてっから」


どーしたんだ睦斗。

ほれほれ、まさかのノロケに颯先輩が返答に困ってるではないか。

でもなんだろう──このポカポカした気持ち。

特別にされてる気がして、嬉しくって胸がキュンってする。


「睦斗!颯先輩!」


ついに私は飛び出して、2人の前に姿を見せた。


「優凛……どうした?」

「なんでもないのー!」


びっくりしてる睦斗に寄ってニコニコ。

気味悪がられるかな、なんて思ったけど、睦斗はすました顔で──


「……なんでもなくねえだろうが。あ?」


注意を促してきた。

いや、むしろ怒ってる??


「お前、そこの柱の影から俺たちのこと盗み見してたろ。バレバレなんだよ」

「え、見えてたの!?」

「ニヤニヤしながら見ててごめんなさいは?」

「ニヤニヤしてた!?いや、お二人の固い友情に感動して頬が緩んだのかも……。
とりあえずごめんなさい!」

「……まあいい。今から呼びに行こうと思ってたから」


ご機嫌ナナメの睦斗になんとか許しを得て彼の発言に対して質問。


「なんかするの!?」

「ああ、今から外に集合だ。全員連れてこい」

「外?何するの??」

「遊ぶ。晩飯の時間を19~20時って決めたから、それまでのヒマ潰しみたいなもんだ」


遊ぶ?なんだか楽しそうな予感がする。


「だからみんな呼んできてくれねえか?」

「あいあいさー!外に集合ね!!」


睦斗のお願いに快諾。

これは、俗に言うパシリっやつかもしれないけど、楽しみを前に断れるわけがない。

よっしゃ、まだまだ楽しい1日は続きそうだ!