リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

歓喜の雄叫びに、背後にいた3人は唖然としてる。


「ここはどこだ!?」


そんな彼らを置いて、ズダダっと長い廊下を駆け抜け、急ブレーキをかけたのは睦斗が開けたドアの前。

開け放たれた扉の奥に、豪華極まりない、すさまじい部屋が現れたのだ。


「なんて……豪華絢爛!!」


全面ガラス張りの窓からは、青空が覗いてる。

照明はなぜかシャンデリアで、それに照らされてる家具がとっても高級そう。

高級マンションのモデルルームにでも来たみたいだ!

赤い生地のソファーに、中央にはガラステーブル、そして冷蔵庫、クーラーなどの家電完備、さらには観葉植物まで。

……この一室だけで暮らしていけそうではないか!

まったくどこのセレブだ。

ていうか、今さらながらあんたら何者!!?


「あ?たかが幹部部屋に何驚いてんだよ」


すると、後ろから眠そうな璃輝さんと一緒に来た悠が冷たく言い放った。

言い方はムカつくが、すごいと認めるしかない。

幹部部屋は見晴らし良好、家電も完備でエレベーターまで設置してある。

君たち、生活水準高すぎでしょ。


「……素晴らしすぎる、いっそここに暮らしたい」

「え?俺と一緒に寝泊まりしたいって?」


ハイテンションに叫ぶと、桜汰先輩がいつの間にか私と目線を合わせてた。

いえ、私はどちらかと言うと、1人でセレブ気分を満喫したいのですが。