リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

それからビルに備え付けのエレベーターに乗って、このビル最上階の4階にやってきた。


「あれ、そう言えば優凛ちゃんを幹部部屋に連れて行くの、初めてじゃね?」

「そう言えば、そうだな」


途中、桜汰先輩と颯先輩が話してたので、私も参加してみることに。


「……ところで、幹部部屋に行っていいんですか?私、幹部じゃないですけど」

「いいに決まってんじゃん、行こいこ」

「ん?」


桜汰先輩が答えてくれたのはいいが、なぜか腰に手を回された。

触られるのやだなと思ってたら、誰かが私と桜汰先輩の間に割って入った。

てっきり睦斗かと思ったら、違った。


「桜汰、優凛から手離せ。嫌がってんだろうが」


それはなんと、那智だった。

こんなこと初めてだ。どうして那智が助けてくれるの!?


「優凛、こっち来い」


感動してたら、少し遠くの方から声が近づいてきた。

顔をを向けるとそこに睦斗がいて、その先に、その先に──


「だって優凛ちゃんが……っておい、那智?
お前今、優凛ちゃんのこと名前で呼ん…──」

「うほおおお!!!?」


私がゴリラに変身してしまうくらい、どえらい光景が広がっていた。