「ハイハイ、それ一週間前から言ってるじゃん」

「そーなんだよ!ついに夢にまで見たJKライフが幕を開けるんだよ!」


勢いよく達綺に歩み寄ってみたけど、心底可哀想に、って顔された。


「ちょっと、何その顔、傷つくからやめてよ!」

「うん、分かった。分かったから、とりあえず、静かに大人しくしてくれる?」

「よし分かった。では姉ちゃんの美声を聞かせてしんぜよう!」


ソファーにおねんねしてるギターを抱きかかえ、景気づけに歌おうとした。


「それは止めて。うるさいし近所迷惑」

「じゃあどうすりゃいいのさ!」


しかし残念ながら、達綺に真顔で止められてしまった。

だけど私は何かしてないと気が済まない性質(タチ)なんだよ!