リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「で、姉ちゃんはどうだったの?楽しかった?」


達綺だった。


「楽しかったー!もうね、話したいことがありすぎるの、聞いて聞いて!」

「ぶっ飛んだことしなかった?彼氏の前で」

「ぶっ飛び……はあ!?」


テンションあげあげで今日のことを思い出してると、なんか変なこと言い出した弟。


「あんなイケメンを困らせるようなことしたらダメだよ?」

「しとらんわ、私をなんだと思ってる!」

「ネジが外れたおマヌケさん」

「マヌケぇ!?」


こいつ、実のお姉さまに向かってそれはないだろ!


「でさ、姉ちゃん」

「ああん?」

「いつから付き合ってんの?」

「はあん?」

「だから、雷神の総長さんといつから付き合い出したの?」


角度を変えながらガンを飛ばしまくってると、達綺が拍子抜けするようなことを。


「……は?」

「おお、それ俺も気になってた。そういやいつから睦斗と付き合い出したんだ?」


話に乗って、お父さんまで。

え?なんでその話題になった?


「はい、姉ちゃん着席」


呆然としてると、達綺がイスを引いた。

お父さんはお魚をキッチンへ運ぶ。

なんだこの改まった空気は。家族会議でも始める気か?