リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-





初の路上ライブは大成功に終わった。


「ただいま帰宅いたしました!」

「相変わらずテンション高っ。おかえり」


嬉しくて元気いっぱいに玄関で敬礼。

廊下に出ていた達綺は、なんとも言えない顔してリビングに引っ込んだ。

ほうほう、今日は帰りが早かったんだね。


「優凛おかえり~どうだったか?」

「あ、お父さん。あのね……わっ!」


スキップしながらリビングに到着すると、ダイニングテーブルの上に目を疑うものがあった。


「お魚!」


テーブルに置かれた発泡スチロールの容器の中に、キラキラ輝くお魚がいた。

そっか、お父さん魚釣りに行くって言ってたもんね。今日は大漁だ!


「おう!今日はよく釣れたぞー」

「すごいお父さん、早く出かけた甲斐あったね!」

「ああ、読みが当たってバンバン釣れてなあ?」

「へぇ〜、私も今度行ってみたい!」


感激して話が盛り上がってると、背後から気配が。