リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「嘘だろ!?お前、弟いたのかよ!」

「いましたよ!」


璃輝さんが大きな目を白黒させて声を張った。


「全然似てねえじゃん」

「うるさい!私はお父さん似なの!!」


次に悠が、達綺を上から下まで見て呟いた。


「優凛ん家の遺伝子どうなってんねん」

「馬鹿にしてんの!?って龍生!」


最後に関西弁が、って龍生いたのか!

龍生は眉間にしわを寄せ、首を傾げて達綺を見ていた。


「ねえ、姉ちゃん……結局誰?」

「ん……?」


振り返ると、達綺が眉間にシワを刻んだまま、睦斗を視線を送った。


「えっと……」


なんで言えばいいんだ?


「ステキな彼氏?」


言った瞬間、後悔した。

だってもう夏なのに、私の発言によって空気が冷たく張り詰めてしまったから。