リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「あ?お前こそなんだよ」

「達綺!?」


なんとか睦斗と達綺の間に入ろうとしたら、達綺が負けじとドス黒いオーラを漂わせ始めた。

なんで険悪なムードになってんのよ!止めなさい!


「邪魔だ、どけ」

「は?理由もないのにどけねえし」


誰もが臆するはずの睦斗に、達綺ちゃんはビビらなかった。

さすがお父さんの血を引いてるだけある。

と関心していたら事態は深刻な方向に。


「優凛から離れろって言ってんだよ」


急に距離を縮めた睦斗。


「んでだよ。お前に何の関係があんだよ」


同じく一歩前に出て、ガン垂れ出した達綺。


「止めなさい!」


今にも殴り合いに発展しちゃいそうだったので、急いで待ったをかけた。

するとシンクロして睨む雷神現総長と、伝説の3代目の息子。

恐ろしさが半端ない!


「ヒィィ……じゃなくて!睦斗も達綺も止めて!」

「誰だよタツキって……なんでかばうんだよ優凛」

「優凛優凛ってうるせえな……こいつら誰だよ、姉ちゃん」


姉ちゃん、達綺がそう発音した途端、雷神たちが凍り付き───「姉ちゃん!?」と一斉に驚倒した。