リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

赤、黄、紫、白。それから黒。

日差しを浴びて眩しく煌めくボディーに威圧を感じる───6台のバイクが登場した。


「嘘だろ……」


面喰らった俺は、いつの間にやら手から持っていたボールが落ちていた。

ありえねえ、日曜日の朝だぞ?

なんでこんな連中がわざわざ公園に集まってんだよ。

バイクに乗っている奴らも、それ相応の格好してやがる。

特に十人十色なカラフルな髪色が目を引いた。


「……まだ着いてないな」

「はあ?あの女まだ来てねーの?睦斗待たせる気かよ!」

「落ち着け悠、まだ10時になったばかりだ」

「マジかーちょっと早く着きすぎたんじゃねえの?」


おいおい、冗談じゃねえ。

いつからこの公園はヤンキーの待ち合わせ場所になったんだよ。

てかこいつら誰だ。


──カシャン


その音に我に返って視線を移すと、落ちたボールが転がって、フェンスに当たった。

そうだ、俺はバスケのために来てるんだ。

ヤンキーがどうとか気にしているヒマない。

再びボールを拾った俺は、練習を再開。

……今日はシュートがよく入る。