そして、迎えた翌日。


「……姉ちゃん?何してんの」

「おはよう達綺ちゃん!ねえ、コレとコレどっちがいい!?」


開けっぱなしにしてた部屋に、寝起きの達綺がやって来た。

そこで持っていた花柄のトップスと白いTシャツを見せた。


「……右」


達綺は私と服を交互に見て、視線を花柄のトップスに送る。

ってことで今日の服はこっちに決定!


「で、何してんの?」


下に合わせる服をどうしよう、と考え出したところで達綺が再び質問を繰り出した。


「ちょっとねー……」


それは、さかのぼること30分前。


【10時30分公園に集合】


今日に備えて早起きしていた私に、睦斗からのメッセージが届いた。

添付されてた画像にはご丁寧に地図が載ってて、私の家の近くの公園が記されていた。

しかし罰ゲームについては触れられてなくて、不安は募る一方。


「うんと……遊びに行くの」


でも達綺に罰ゲーム受けに行く、なんて言えるはずもなく、その場しのぎで適当な嘘をついた。