「達綺も相変わらずバスケ好きだな~」
うんうん、と満足気に頷きながら、お父さんは腕を組む。
むむ、どうしようか。言うなら今がチャンスだ。
雷神のこと、睦斗のこと───それから、お父さん自身の事。
つまり、お父さんが“伝説の3代目”だっていう真相も追究できるかもしれない。
「ん?どうした優凛、難しい顔して」
「……お父さん、あのね──」
──♪〜♪~
なんというタイミングの悪さ。
話を持ちかけようと試みたところ、スマホの着信音に阻まれた。
「すまん優凛、ちょっと待ってな」
まあ、仕事先からの連絡だったりしたら出なきゃいけないもんね。
どうぞと視線で促せば、お父さんは慣れた手つきで通話を開始。
「もしもし……龍?どうした」
「え……龍ちゃん!?」
仕事先からと思ったらお父さんの後輩、龍ちゃんからだった。
龍ちゃんは最近知ったけど、雷神の現相談役。
睦斗たちが畏れ敬う絶対的存在なのだ。
「ああ、今家にいるよ」
お父さんはチラッと私の方を見ると部屋を出た。しばらくしてリビングに戻ってきたお父さん。
なんの話しだったのかなと思って話しかけてみた。
「今の龍ちゃん?」
「ああ、今日飲み行くことになった。だから夜は出かける」
「え……」
出かけちゃうの?
そんな、今日はお父さんが帰ってきた記念にごちそうしようと考えてたのに。
「……分かった」
でもこんなことでわがまま言っちゃダメ。
オトナの付き合いってのも大事にしなきゃいけないし。
「ありがとな優凛。……あ、そうだ。優凛にお土産渡してないな」
「お土産!?」
ちょっとへこんでた私だけど、ウキウキする単語に素早く反応。
「ちょっと待ってろよ~。車にこれでもかってくらい積んで来てんだ!」
そしてお父さんがお土産を両手にいっぱい抱えて来る頃には、すっかり寂しい気持ちも遠ざかっていた。
うんうん、と満足気に頷きながら、お父さんは腕を組む。
むむ、どうしようか。言うなら今がチャンスだ。
雷神のこと、睦斗のこと───それから、お父さん自身の事。
つまり、お父さんが“伝説の3代目”だっていう真相も追究できるかもしれない。
「ん?どうした優凛、難しい顔して」
「……お父さん、あのね──」
──♪〜♪~
なんというタイミングの悪さ。
話を持ちかけようと試みたところ、スマホの着信音に阻まれた。
「すまん優凛、ちょっと待ってな」
まあ、仕事先からの連絡だったりしたら出なきゃいけないもんね。
どうぞと視線で促せば、お父さんは慣れた手つきで通話を開始。
「もしもし……龍?どうした」
「え……龍ちゃん!?」
仕事先からと思ったらお父さんの後輩、龍ちゃんからだった。
龍ちゃんは最近知ったけど、雷神の現相談役。
睦斗たちが畏れ敬う絶対的存在なのだ。
「ああ、今家にいるよ」
お父さんはチラッと私の方を見ると部屋を出た。しばらくしてリビングに戻ってきたお父さん。
なんの話しだったのかなと思って話しかけてみた。
「今の龍ちゃん?」
「ああ、今日飲み行くことになった。だから夜は出かける」
「え……」
出かけちゃうの?
そんな、今日はお父さんが帰ってきた記念にごちそうしようと考えてたのに。
「……分かった」
でもこんなことでわがまま言っちゃダメ。
オトナの付き合いってのも大事にしなきゃいけないし。
「ありがとな優凛。……あ、そうだ。優凛にお土産渡してないな」
「お土産!?」
ちょっとへこんでた私だけど、ウキウキする単語に素早く反応。
「ちょっと待ってろよ~。車にこれでもかってくらい積んで来てんだ!」
そしてお父さんがお土産を両手にいっぱい抱えて来る頃には、すっかり寂しい気持ちも遠ざかっていた。



