リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「おい龍生!お前なんでこそこそしてんだ?」


トキメキまくってたら、突然璃輝さんが声を張り上げる。

驚いて見ればそこには──


「俺を素通りしようなんていい度胸じゃねえか!」

「……す、すんません」


そそくさと脇を通り抜けようとしていた龍生がいた。


「こっちこい!」

「……え」

「なんだその反応は!」

「……だって俺は、俺はあんたらを──」

「いつまでもウジウジうるせえんだよ!
てめえは……雷神の参謀長だろうが!!」


どもる龍生に、璃輝さんは輝く瞳で言って退けた。


「過去のお前なんて知るか!今を見ろ今を!」


単純で爽快に。

なおかつ、璃輝さんは龍生を仲間だと認めた。


「分かったら返事!」

「ハイッ!」


こうして、龍生の悩みは綺麗さっぱり吹き飛んで、心の底から自分は雷神だと名乗れるようになった。