リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「お前も諦めろ。睦斗に気に入られたら従うしかねえよ」


そんな璃輝さんは龍生に近づき、今度は優しく肩をポンと叩いた。

龍生はびっくり仰天。眼をまん丸にしてパチクリさせてた。


「また増えんのか……」


那智は不服そうに呟いたけれど、否定する姿勢は見られない。

意外だな、一番否定しそうだったのに睦斗の言うことには従うんだ。


「……うん?」


そんなことよりあれ?なんか忘れてる。

誰か忘れてる。

必死に頭をひねること数秒、とある人物の顔が浮かび上がる。


「あれ……ねえ、そういえば、流威は?」


そう言えばどこにいったのやら。

制裁を受けたらしい白夜のリーダー・流威はどこに消えたんだろう。


「流威ってどこいったの?」


周りに話しかければ、みんなが顔を見合わせて一斉にニヤリ、と悪魔の笑みを浮かばせる。

な、なんだその反応!みんなそろって怖いよ!