リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

side 優凛

最後に笑った龍生。その笑顔は本物だった。


「これが、事の全貌や」


少しうつむいて、目を伏せた。


「これで分かったやろ?俺はあんたらの最も憎むべき存在。
今回の騒動の黒幕はこの俺や」


真実を語っても尚、龍生は自分自身を許せないみたいだ。


「……俺は、どんな罰でも受ける。好きにしたらええ」


揺れる瞳で睦斗と目を合わせたのを最後に、龍生は再び頭を垂れた。


「……そうか。なら話は早い」


一方の睦斗は凛々しい顔つきで一言。


「白夜の脳と称されるほど、情報収集に長けた能力。ここで潰すのは実に惜しい」


その言動を不思議に思ったか、龍生は顔を上げた。

その瞬間に、睦斗が口を開いた。


「俺達に全部委ねろ。その力、雷神のために使え」


その瞬間、龍生の瞳に光が宿る。

大きく開いたその瞳には睦斗を映していた。



「今日からお前は、雷神だ」