side 睦斗
あれは、優凛に特別な感情を抱いているとようやく気がついた頃の出来事だった。
「……遅ぇ」
スマホを手の内で持て余しながら、俺は待ってた。
「連絡来ないのか?珍しいな」
ぼそりと出た独り言に反応した颯一の言う通り、優凛からの着信を。
「ずっと待ってんのか?青春だな睦斗~」
「なんでお前がニヤニヤすんだよ。気持ち悪いぞ璃輝」
「はは、睦斗辛辣。ところでさ、睦斗って優凛ちゃんと付き合わないの?」
璃輝の茶化しを軽く受け流していると、桜汰が首を傾げて尋ねてきた。
……付き合う?
「……」
「……あれ、何その反応。どっちなの?
え、好きなんだよね?」
……好き?
そういえば、意識したことがなかった。
守りたいと思うこの感情が、いったいなんなのか。
俺は、優凛を好きなんだろうか?
あれは、優凛に特別な感情を抱いているとようやく気がついた頃の出来事だった。
「……遅ぇ」
スマホを手の内で持て余しながら、俺は待ってた。
「連絡来ないのか?珍しいな」
ぼそりと出た独り言に反応した颯一の言う通り、優凛からの着信を。
「ずっと待ってんのか?青春だな睦斗~」
「なんでお前がニヤニヤすんだよ。気持ち悪いぞ璃輝」
「はは、睦斗辛辣。ところでさ、睦斗って優凛ちゃんと付き合わないの?」
璃輝の茶化しを軽く受け流していると、桜汰が首を傾げて尋ねてきた。
……付き合う?
「……」
「……あれ、何その反応。どっちなの?
え、好きなんだよね?」
……好き?
そういえば、意識したことがなかった。
守りたいと思うこの感情が、いったいなんなのか。
俺は、優凛を好きなんだろうか?



