リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

一生忘れられない告白だと思った。

ざわりと鳥肌が立ち、それが全身に広がって体が震えた。

心臓がうるさくて、上手く頭の整理がつかない。


『そばにいてくれ』


ねえ睦斗。それだけでいいの?

あなたのそばにいるだけで、それだけで心は満たされるの?


『お前が好きだ』


むしろ私の方が満たされてしまったのに。

ねえ睦斗。睦斗が望むなら、私はありのままでいいんだね。

睦斗を好きで、いいんだね。

たくましい背中にそっと手を回して腕に少し力を入れると、自然に口が開いた。


「…そばにいるよ。大好きだから」


伝えた愛は、少し照れくさくて恥ずかしい。

それでいて、温かくて、愛しい。

芽生えたことのない感情が、今生まれた。

人間って、こんなにも優しい気持ちになれるんだね。

私って、こんなにも睦斗のこと好きだったんだね。

抱きしめて、抱きしめられて初めて分かったよ。