リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「はあ!?おい……この馬鹿!」


ごめんね、猪突猛進で単純で。

けれどこの身体の疼きは、怒りのあまりに出たものだと思う。

いきなり誘拐されたこの恨み。

今晴らさずしていつ晴らすべきか!


「流威、どこじゃあー!」


狙うは大将・流威。

ココをナンパした上に、私を攫い、挙句の果てに雷神を陥れようとしただと!?

許せん!私の正義がお前を許さない!


「どこだー!」


探せど探せど見つからず。


「雷神の女だ!捕まえろ!」

「邪魔や!」

「ぐはっ!?」


「待て!てめえ!!」

「待つかボケ!」

「うがっ…!」


代わりに、途中で何人かが襲ってきた。

何故か関西弁チックになりながら、バッタバッタと倒していく。

みんな戦いの基礎がなってない、弱っちいぜ!


「むっ……!?」


気がつけば、私が通った道に倒れている白夜の群れが。


「おお……!」


無意識とは言え、この数を一気に倒していったのは初めてだった。

え、私……すごくない?


「もらった!!」


誇らしげに軌跡を眺めていると、背後から気配が。

あわてて構えたら、視界が何かに遮られた。