リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「ハ…ハハハ…ヒャハハハ!」


突然狂ったように高笑いする流威。


「バカじゃねえの!?お前一人が食い止めようたってもう手遅れなんだよ!」


さっきまでなら恐怖を感じていたその声も、今は怖くない。


「こっちは200人も集めてるんだぜ!?てめえ独りが裏切ろうたっていずれ…──」

「たかが寄せ集めが200人やろ!?そんなん雷神が10人おったら一瞬で片がつくわ!」


負けじと声を張り上げたのは龍生。

まあ、200人もいるっていう白夜に雷神10人はキツイかもしれないけど。

雷神から立ち上るオーラは、確かに異常な強さを醸し出してる。


「んだとこいつ!」

「白夜をナメてんのか!」


龍生の挑発じみた口調に早速反応するのは、今まで黙ってた腰巾着のふたり。

あ、まだいたんだ。気づかなかった。


「せやな。ナメ腐ってるわ。ついでに言うとお前ら2人の弱さに呆れるほどになあ!」

「んだとおらぁ!」

「死ね、クズ!」


気持ちいいくらい挑発に乗った2人。

猪突猛進に龍生に突っ込んでくる。

さあ、戦いの幕開けだ!そう意気込んで構えてたのに、目の前に龍生の背中が出現した。


「優凛、今のうちに逃げるんや!
ここの壁、一部を外せるように釘を外してある!」

「え……!?」


どこだそれは。

と言うか、逃げるつもりないぞ!