リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「……へえっ?」


マジでみっともない声が飛び出る。

「ハァ!?」と同じような反応の白夜のメンバー。

一瞬、かなり長い一瞬、時間が止まった気がした。

多分、龍生の発言が予想のななめ上を行ってたんだよ。


『俺の大切な……』ここまでは良かった。

その次に『俺の大切な女や!』とか言ってたら、みんなそれ相応のリアクションできてたと思う。

けど龍生は『大切な友達』って。

……うーんと、そこさ。

そんなに溜めて言うセリフじゃなくね!!?

私のトキメキ返せ!


いや、落ち着け、龍生は悪くない。

勝手に勘違いした私がおかしい。

でも、そっか、友達か。

大切な友達、か。


「……ありがとう龍生。なんか元気出た」


満ち足りた温かい気持ちが包む。

よかった、やっぱり間違いじゃなかった。

信じてよかったんだ。


「ありがとう?……俺のこと、信じてくれるんか?」


不安げな言葉に無言でしっかりとうなずけば。


「……ありがとお」


ホラ、伝えた言葉に龍生は笑ってくれる。

この笑顔は本物。

ウソつきには作れない最高の表情。