リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「馬鹿じゃねえの!?だからってそんな女のために尽くして何がしてえんだよ!」


呆れたように叫ぶ流威。

興奮しているせいか、声が所々裏返る。

そんなヒステリックな男に、龍生は一言。



「女を守ることに、理由なんて要らんやろ」



彼は一歩も引かず、腰に手を当て堂々と仁王立ち。

それから私を横目で見て、笑ってえくぼを見せた。

し、痺れた……!

その笑顔に心の中でKOされたのは言うまでもない!


「優凛は、俺にとって大切な…──」


どうしよう。龍生のセリフにドキドキする。

今、めちゃくちゃトキメいてる。

龍生は守ってくれてたんだ。

まだ100%彼を信じてるって訳じゃない。

けど、ここまでしてくれるなんて、龍生はもしかして私のこと──



「大切な……友達だからや!」



……え?