「……いつも嫌がるな。
なぁ優凛、本当は歌うのが嫌なのか?」
「いや……別、に」
陸斗の声がしたから顔を上げて驚いた。
しゅんとして子犬みたいな母性本能をくすぐる顔でこっちを見てる。
眉を八の字にしてうなだれてる。
「うっ、歌うよ!歌うのは、好き……」
「ふぅん、なら決まりだな」
ちょっと見つめ合った後に、睦斗は意地悪く笑った。
なんだその笑顔は。今の全部演技だったの!?
「じゃあ優凛、お前の好きに歌え。ここで聴いてるから」
なんて男だ、騙された!
だけど優しい声を聞いて、微笑む姿を見るとこんなにも嬉しいのは、睦斗が好きだからなのかな?
不思議な感覚。人を好きになるって、こんなにも世界が輝いて見えるんだ。
なぁ優凛、本当は歌うのが嫌なのか?」
「いや……別、に」
陸斗の声がしたから顔を上げて驚いた。
しゅんとして子犬みたいな母性本能をくすぐる顔でこっちを見てる。
眉を八の字にしてうなだれてる。
「うっ、歌うよ!歌うのは、好き……」
「ふぅん、なら決まりだな」
ちょっと見つめ合った後に、睦斗は意地悪く笑った。
なんだその笑顔は。今の全部演技だったの!?
「じゃあ優凛、お前の好きに歌え。ここで聴いてるから」
なんて男だ、騙された!
だけど優しい声を聞いて、微笑む姿を見るとこんなにも嬉しいのは、睦斗が好きだからなのかな?
不思議な感覚。人を好きになるって、こんなにも世界が輝いて見えるんだ。