リトルソング-最強総長は歌姫を独占したい-

「次、親衛隊」

「……こっちも特に変わりはねえ…」


しかし、考えてる間に話は進む。

睦斗の声を後に、重そうに腰を上げたのは、長いまつ毛に鼻筋が整ってて、金のメッシュが目立ってるイケメン。


「ただし、白夜の情報が少し入る」

「……何だ?那智」


そう、親衛隊代表で腰を上げたのはまさかの那智。

那智って親衛隊長だったの!?

すごいやる気無さそうにだるそうに、ゆるーっと立ってる那智。

幹部ってのは知ってたけど、隊長だったとは。

そういうの面倒くさがってやらないイメージだったのに。

すると突然、那智が私めがけて指をさす。


「こいつについてだ。歌姫って勝手に名付けて噂を広めてるらしい」

「うん……?」


指さされた上に、私が悪い事したみたいな言い方された。

無論、悪事は働いてないぞ!


「…おそらく、こいつが蹴飛ばしたことへの恨みからだと思う。白夜が噂を広めてる」


蹴り飛ばす?私はレディだから滅多にそんなことはしない。

最近、ココにナンパを仕掛けた白髪に一発かましてやったけど、もしかしてあれなの?

いや、あの人は細いし、失礼だけどそんな強そうに見えないし。