……寝ぼけ眼とはいえ、こやつは雷神の幹部。
間違ってシめたれたりしたらたまったもんじゃないと、一歩身を引く。
「……てめえか」
念のためと構えていると、正体が分かったのかぼそりと呟く。
そして立ち上がるのかと思ったら座り直し。
───スピー…スピー…
「寝るのかよ!」
寝息を立てて微動だにしなくなった。
「あの……ねえ、ねえ!」
けれどこんな程度で引き下がる私じゃない。
「助けてください!なんか学校来たら皆の様子がおかしくて」
このまま校内に帰ったらきっといろんな意味でフルぼっこにされちまう!
なんとか助けて、せめて助言をいただきたい!
「急に追いかけられたの。だからここに逃げてきたんだけど……」
「……うるせえ」
「え……?」
は?今うるさいって言った?
間違ってシめたれたりしたらたまったもんじゃないと、一歩身を引く。
「……てめえか」
念のためと構えていると、正体が分かったのかぼそりと呟く。
そして立ち上がるのかと思ったら座り直し。
───スピー…スピー…
「寝るのかよ!」
寝息を立てて微動だにしなくなった。
「あの……ねえ、ねえ!」
けれどこんな程度で引き下がる私じゃない。
「助けてください!なんか学校来たら皆の様子がおかしくて」
このまま校内に帰ったらきっといろんな意味でフルぼっこにされちまう!
なんとか助けて、せめて助言をいただきたい!
「急に追いかけられたの。だからここに逃げてきたんだけど……」
「……うるせえ」
「え……?」
は?今うるさいって言った?