「ただいまッス」 状況を知らない智樹が戻ってきた。楽しそうな雰囲気になにやらほっとしている。 「さて、俺はそろそろ自分の席に戻るかな。うちの担任うるせぇし」 智成は立ち上がって『じゃあな、仲良し二人組』と声をかけてゆっくりと自席へ向かって歩いて行った。 この日の残りスケジュールが終わるまで美利は終始無言だった。 放課後。 昼間に見つけた校舎の裏庭。 大きな木の根元に美利と智樹は寝転がっていた。 青々と茂る葉の隙間からきらきらと青い空が眩しく輝き自己主張している。