人生の相棒~運命の人は突然に現れる~

「キッチンの方は私が片づけるし、洗濯物も干しておくから…とりあえず、休んでいなさい」

「う、うん…」

絹子さんに言われて、私はソファーに腰を下ろした。

座るのも何だかつらくて、すぐに横になった。

私、一体どうしちゃったんだろう…?

テーブルのうえで充電しっぱなしだったスマートフォンを手に取ると、起動させた。

メッセージアプリを確認すると、案の定で絹子さんからメッセージがきていた。

それよりも、この状態を調べなければ…。

心当たりのあった体調の変化を検索すると、
「ーーえっ…?」

スマートフォンの画面に出てきたその結果に、私は目を疑った。

「“妊娠初期症状”って…?」

これは一体、どう言うことなのだろうか?

そもそも、妊娠しているって…?