「えと、哀川さん?……!?」


ミツキと、お姫様以外…
全て、止まっていた。
何もかも。

「コレハ、あなたの鍵の力?」

「察しがよくて何よりですお姫様。鍵の秘密、知りたい?二人とも。」

鍵束を哀川咲は見せる。どれも、ごく普通の鍵ではないことをお姫様とミツキは感じた。


「正直、鍵の力は平々凡々の人達には扱えないある神様の持ち物で落とし物なの。」

無表情で咲は述べた。