「ゲオルグ様は、人間と仲良くしたいのですか?」
「ええ。それで、前魔王様はまた別の考えでして。今魔族はその二つのグループで睨み合ってる……えぇと、喧嘩している感じです」
ウィニー曰く、前魔王は人間を支配下に置こうとした侵略派だった。
対して、もう不毛な争いをやめて人間たちと歩み寄ろうとしているのが、ゲオルグたちなのだ言う。
「オズワルド様も、人間と仲良くしたいと思っているのでしょうか?」
「う~ん……オズワルド様はどちらかというと、中間ですかね。歴代魔王様に仕えてきた人ですからねぇ」
二十代の青年かと思っていたが、もしかしてオズワルドは結構な年なのだろうか。全く見えないが、ゲオルグより年上なのかもしれない。
「ウィニーも、穏健派ですか?」
「はい。この城の半分ほどはそうですね。私も人間とこのまま争うよりは、共存していった方がいいと思っております」
「人間と仲良くできるのですか……?」
「できると思いますよ。現に私とレティ様は仲良しでしょう?」
「たしかに……そうですね」
最初は怖がっていたが、今では楽しく遊んでいる。
まだ慣れない部分はあるが、以前よりは抵抗感を持たなくなった。

