「そんなガリガリの身体じゃ俺が心配なんだ。だから食事に手をつけて、俺を安心させてくれよ。……ダメか?」
ガリガリだと言われて、レティシアは自分の体を見下ろす。腕を見て、棒のように細くなっていることに驚いた。
神殿に引き取られる前は、家が貧しくて食事は一日一回だった。
水で腹を満たし、与えられた食事はすぐになくならないように少しずつ口に入れる日々。
たしかに、あの頃の自分であれば痩せっぽっちだ。
昔のひもじさや辛さが甦ってきて、お腹が減ってきた。
レティシアはゆっくりと頷いた。
「ありがとう」
ゲオルグは微笑む。
その笑顔に胸が温かくなった。

