呪いで幼女になった聖女ですが、置いてけぼりにされた上に魔王に拾われました。でも結構幸せです。





「レティ、ここがお前の部屋だ。それで、この女性が世話係のウィニー。何でも言ってくれ」

 案内された部屋もまた綺麗に整えられており、内装も子ども向けのなのか可愛らしい。

「寂しかったらあとでぬいぐるみも持ってきますからね」

 ウィニーが腰を屈めながらレティシアに言ってきた。

(……ぬいぐるみ? 呪いの人形とか?)

 そんなものを預けられた日には眠るにも眠れないと、首をブンブンと横に振る。
 ウィニーは残念そうにしていたが、やはりいらないと断った。

 おもちゃは? 本は? といろいろと気を遣ってくれたのだが、そのすべてを断って椅子の上に小さくなってじっと座る。

「何かあれば言ってくださいね」

 それでもウィニーは嫌な顔をすることなく、レティシアに声を掛けてくれた。