あの時の約束を胸に刻む

遡ること12年前
2002年当時私は小学3年生の時に私は東京から宮城県石巻市朝の町に親の転勤で引っ越した。東京とは全く違って、
朝の町は海に面していて山が近くにあり緑が豊かなのどかな街だった。
その中の少し小さな住宅街にあるアパートに暮らすことになった。そのアパートはキッチンのほかに3部屋ある広めのアパートだった。そして私の部屋には大きな窓があって窓からは海が見えるとても眺めの良い部屋だった。私はその部屋がとても気に入っていた。
6畳間で白い壁に床はフローリングで電気はLED。海が見える大きな窓にはベランダがあった。お母さんとお父さんが今日からここが「莉穂の部屋だよ」って言われて見て一瞬でこの部屋が好きになった。
そして引っ越し屋さんが到着して次々と自分の部屋に荷物が運ばれてきた。
今日からここが私の部屋なんだ…
実感がだんだん湧いてきた。
そしてやっとダンボールに入っていた物などが片付いた頃には気がついたら夕方になっていた。窓からは夕日に照らされてキラキラと輝いていた。
夕日を眺めていたらお母さんに呼ばれた。
良いところだったのにもう!
「なーに?なんかあった?」
お母さんは洗剤をいくつか持っている。
「これから挨拶回り一緒に行くよ」
あー、挨拶回りか。
「はいはーい」
仕方がなく行くことにした。
これから挨拶に行くのは同じ階の右隣の人と左隣の人。
どんな人が住んでるんだろう、、、
これが私と駿介そして優斗との出会いだった。