‥頑張れ、私‥‥‥!!! 「ん?」 「私、和志の事‥「キーンコーンカーンコーン」 私の言葉を遮るようにして鳴ったチャイム。 それは、振り絞ったなけなしの勇気を、 へニャリと萎れてしまわせるのには十分だった。 「〜〜っ!」 ガックリ肩を落とした私。 「‥礼華、どうした?」 「‥‥‥いや、なんでもないよ‥。」 折角言えるチャンスだったのに‥。