"思ったより暑いな、半袖でも良かったくらいだ。"

外の太陽を見上げてパパが言う。
入国審査とかいろいろめんどくさいのが終わって出口のゲートを抜けられたのが飛行機を降りてから1時間弱。もうヘトヘト。

日本の5月は想像以上に暑かった。真夏はどうなるのか不安なくらいに。


“やぁ!お待たせ!"
あちらから聞き慣れた声が。

"ダン兄さん!!“
“リース!また背が伸びたな!どこまで伸びるんだ!“

他愛もない会話を一年半ぶりくらいに交わし、ダン兄さんの車で僕の学校へと向かった。