病院の中にいると自分が普通なのかとゆう錯覚になる。(病気ではないのかと)
精神科には色々な人がいて最初は勇気もあったし戸惑った。大声で叫んでる人や誰にも話しかけてくる人やろれつがまわってない人…
美里は唯一本当の自分をさらけ出せる場所だと思っていた。もう常連。失礼な話最初は本当に戸惑ったが同じ用な病気の人もいるんだと安心してしまった部分もある。
薬待ちをしている時美里はいつもの軽い発作的になものにおそわれた。(またきたか)
手が震える、心臓がバクバクする…早く薬を飲みたい。タダで出てくるお水とお茶の自販機の前で薬を飲んだ。
「まだ治ってないんだな…わたしはいつ治るんだろう…いつまでこの病気に通い続けなきゃいけないんだろう…いつこの世界からいなくなれるんだろう…」心の中で思った。
少し落ち着いてからうつむき加減で病院を後にし美里はドラッグストアへ向かった。
シャンプーの詰め替えと胃薬を買い口紅のある棚の上にある鏡をそっと覗きこんだ。
「自分の顔、死んでる…」
ローズ系のグロスとマスカラもつけてみた。
「キショイなぁ…最近あんま化粧してないしなぁ…女忘れてる、ダメだよね…」店員さんにすすめられたグロスとマスカラを買って早足でお店を出た。
少しは前向き(?)に歩き出した。バスが来ている。小走りになる。その時