美里はいっそのこと色々聞いてみた。
「トモいくつなの?名字は?家族は?」つい勢いついてしまった。
「ちょっと待ってねー取り調べのはじまり〜まず名前は根本智輝、歳は23、家族は歳の離れた兄貴と二人暮らしで両親はいないよ」
「えー23歳!若い!」
「何何?もっと若く見えた?それとも年に見えた?」「ごめんね、も少し年上かもと…」(だってヒゲが…でも勢いいいとこは若いかな…)
「そっかぁ…オヤジかぁ…」智輝は納得していたのかうなずいていた。
「違う違う、格好とかも落ち着いて見えたしズボンも下がってないし…でも少し下がってるかな?」
「で、どのくらいに見えた?」
「うーん27、8くらいかな?ごめんね…」
「なにいー謝ることないさぁ逆に嬉しいかも、俺中身ガキだから」
「そぉ?よかった、でもあたしよりかなり若いよぉ〜」
「俺は気にしないよ年なんて」
美里は自分の年齢がいいにくくなってうつ向いていた。
「あっでも俺もうすぐ誕生日だから24になるよ!美里ちゃんには聞かないでおくよ!って俺気ー使いすぎ?」
「そんなことないけど、んーじゃあもうすぐ誕生日なんでしょ、その時教えてあげる」
「もったいぶるなぁ〜(笑)まぁ俺からみたら24、5ってとこかな?」
美里は内心少し嬉しかった。でもちょっぴり複雑な気持ちもあった。