すると
ブチッ…、ミチッ…
何かが千切れる音が

「…あっ!?…ぁ…っ!」

男が掠れた声を発しながら、のたうち回る
その音は鳴り止まず
見開いている目や耳からも血が流れ、男の周りには致死量以上の血溜まりが
そして
男の首に赤い線が走ると、ボトッ…ボトッ…ボトッ…
首と四肢が体から取れた

やはり、祠には…っ!
ここには来ては行けないっ!!

「「「う…っ、うわぁああああああああああっ!!!」」」」

村人達は縺れる足で必死に森から逃げていった
そして再び、《祠には近付くな》と言い伝えられる様になった