訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜

広間に全員集まったのを確認し

「まず、急な召集を掛けてごめんなさい」
「それはいいが、どうした?」

お父さんを始め、皆が聞く姿勢をとってくれてる

「…あの、これから話すのは、全てホントの事だから
 聞きたい事とか思う事が多々あると思うけど、まずは聞いててほしい」

皆が頷き、了承の意を示す

「ありがと
 それと、これからある人に出てきてもらう」
「ある人?」
「…ソル」
「はい」

ソルが本来の姿で隣にスッと現れる

「「「!?」」」
「皆さん、初めまして。ソルと申します」

皆、目を見開いて呆然としてる

「…栞」

最初に口を開いたのはお父さん